山頂の周囲は見通しが良く、西は八女市・久留米市が一望でき、脊振山、天山、多良・経ヶ岳、雲仙普賢岳の山々が、東には石割岳、釈迦岳、御前岳~国見山、八方ヶ岳まで見渡せる。雌岳と併せたコースのリピーターも多い。
山頂から10メートル程下った場所に展望所が設置されており、八女市・久留米市が一望できる。登山道はゆるやかな起伏で歩きやすく、初心者でも気軽に登山を楽しめる。
途中、多様な樹木や草花が自生しているセラピーロードで森林浴を楽しめ、20数カ所に道標が設置されているので迷わず歩ける。 山頂近くに位置する巨岩群は、下から見上げる迫力もさることながら、岩のてっぺんから東側に広がる石割岳、釈迦・御前の山並み、西側には脊振山などを一気に眺望することができ、超低山とは思えない展望を楽しめる。
山全体が丘陵地であるため、農地として、みかん・キウイ・たけのこなどが栽培されており、このため登山道も舗装されている。 飛形山三角点には展望デッキがあり、ここからは、八女市の中心部をはじめ筑後平野が広く眺望できる。山頂一帯は飛形自然公園となっており、展望台からは有明海や普賢岳・阿蘇山などを望むことができる。また、飛形山は古くから山岳信仰の場として親しまれている。
耳納山地の最高峰、鷹取山は星野氏が築いた高所の山城で、山頂からは眼下に筑後平 野、北に宝満山や脊振の山並み、南東に奥八女の山並み、さらに晴れた日には有明海や雲仙を望むこともできる。 登山道は山頂付近までコンクリート舗装されているので初心者も歩きやすく、山々の植物や森林浴を楽しむことができる。久留米市田主丸町の平原公園からも1時間程のコースが整備されている。 また、耳納山地を縦走するように伸びる耳納スカイラインは、ドライブにも最適なコースとして親しまれている。
早くから登山道が整備され県外からの登山者も多い釈迦岳は、山頂からの展望が大変すばらしい。動植物の宝庫でもあり、7月下旬~8月上旬にはオオキツネノカミソリの群生を見ることができる。 修行僧が釈迦像を祀ったことが、釈迦岳の由来と伝えられている。
ケヤキ・シオジ・ブナの原生林が広がる。春のシャクナゲ・秋の紅葉は特に美しく、写真撮影に多くの人が縦走する。
釈迦岳・御前岳もしくは良成親王御陵墓の手前に仰ぐ山のため「前門岳」と名付けられたのではないかとも伝えられる。 近年、登山道の整備がされ歩きやすい。沢沿いの日陰の道が続き夏山登山にオススメ。この沢の水は大変美しく飲むこともできる。 7月下旬~8月上旬にはオオキツネノカミソリの花が見られる。急斜面と急登を越えた先には900メートルを超える山頂からの美しい眺望が待っている。
古くからの登山道だが、近年標識などを新たに整備している。筑後・豊後・肥後の三つの国に隣接していたため「三国山」の名がついたとされる。 熊本県国見山との縦走ができ、沢沿いの道やなだらかな雑木林、急斜面など登山の変化が楽しめる。山頂近くの鬼ノ洞の絶壁から見渡す絶景は怖いくらいにすばらしい。春はミツバツツジとシャクナゲなどの花、秋は紅葉が楽しめる。
登山道は自然林に包まれた広い渓流沿いからはじまる。自然にできた登山道だが、約100m間隔で地元の方々が立てた道標が案内する。途中登山道沿いに古い金鉱跡の穴がある。 山頂付近約5kmの県境区間には、約70本の文化財となっている旧久留米藩と天領日田の国境石が埋設されている。山頂は狭いものの、ほぼ360度の展望を楽しめ、釈迦岳・御前岳を間近に見ることができ、 春にはヤマザクラも楽しめる。また、阿蘇高岳、九重連山、英彦山も望める。
以前は山頂一帯にヤマザクラが群生していたが、近年の台風等の影響によりその数は激減した。 数年前に地元の方々の植栽が行われ、今後サクラの成長が心待ちにされている。 林道石割岳線を横断した付近では、ツツジ、シャクナゲ、ミツマタ、アセビなどの花々や新緑など四季折々の自然景観を楽しむことができる。 登山道は、名前のとおり石段が多く、北斜面で木陰が続くため涼しく快適に登ることができる。山頂はゆったりと広く、木々の間から展望が得られる。
大分県・熊本県と境を接する八女市は、福岡県の「山どころ」です。400m台の里山から1200mを超える県内最高峰まで、さまざまな山に囲まれています。 いにしえより信仰を集めた趣のある古道、老若男女を問わず歩くことができるフレンドリーな山、いずれも地元の人々が愛し、大切にしてきました。野を越え山を越え、やさしくて身近な八女の自然に触れてみませんか。